アトピー性皮膚炎と食事療法
アトピー性皮膚炎の食事療法をいくつか紹介します。
食事療法といっても、「アレルギーとどのように向き合うか?」、「アレルギーに対して、どれくらい反応があるか?」によって、食事療法も異なってきます。
「どの食事療法が最適であるのか?」を一言で言うことは難しいでしょう。
アレルギーは食物から摂取する場合もありますが、無理な食事療法をすることで、
心身ともに過度のストレスダメージを与えることも考えられます。
決して無理をしないで、自分の身体にあった食事療法を選ぶことが大切になります。
■除去食療法
アレルギーの原因となる食品を除去することでアレルギー反応が起こることを防ぐ治療法です。
除去食療法にはアレルギーの原因となる食品、その加工食品などアレルギー食品すべてを除去する完全除去食療法とアレルギー症状がひどくなる必要最小限のアレルギー食品だけを除去する部分除去食療法があります。
■完全除去食療法
完全という名がつくように、アレルギーの原因となる食品をすべて除去するものです。
卵がアレルギー原因食品の場合、卵はもちろん材料に卵が入っているハンバーグ、カステラ、マヨネーズなども除去します。さらに卵を産む鶏までも除去することになります。
このように完全除去食療法は一つのアレルギー原因食品を除去するために沢山の食品を除去することが必要となります。
そのため無計画に実施すると栄養不足になり、成長や発達に支障が出る可能性が高くなります。
完全除去食療法を実施する場合は代替食品についての知識を持ちそれらを上手に取り入れ、栄養のバランスを考えて実施する必要があります。
アレルギー物質を摂取しないようにするために、毎日同じ食品を摂らないように注意することが大切です。食事の際にはなるべく多くの食品を少量でも良いので組み合せることが大切です。
なお、摂取した食品が完全に体から排泄されるまでには3~5日を要すると言われています。
そのため同じ食品は一度食べたら4日以上あけて食べることが理想とされています。
食事療法の場合、食品に注意を払うことがストレスにつながる場合があります。
「食べてはいけない」というプレッシャーを強めず、食品添加物が少なく、旬の食べ物を取り入れたり、少量でさまざまな食品を取り入れたりして、食事を楽しく美味しいものにすることで、心と身体に余分なストレスを与えないようにするおとが大切になります。